私たちの取組み

ご法話

子どもへのメッセージ「いつも一緒のアミダさま」
佐藤 知水

2019/05/31

皆さんは「ケイトウ」という植物を知っていますか?名前の由来はニワトリの頭(トサカ)に似ているから、鶏頭(ケイトウ)というのですね。
 ケイトウという名前を知ると、急に身近に感じるようになりませんか。
 俳句の先生である山本純子さんがおっしゃいます。
「名前を知らない植物に出あったら、植物図鑑などで調べてみるとよいですね!名前がわかると、急に友だちがふえたような気分になりますよ。
 草も木も、その名前を覚えると、たちまち友だちになりますよ」と。

名前というと、皆でおとなえする「ナモアミダブツ」という言葉は、実はアミダさまのお名前なのです。
 皆さんは自分がどうして「お父さん」「お母さん」と呼ぶか考えてみたことはありますか?それは赤ちゃんのころから「私があなたのお父さんだよ」「お母さんよ」とずっと呼んでくださっているからです。
 それと同じように私たちが「ナモアミダブツ」とお念仏する時には、もうアミダさまが私たちに呼びかけてくださっているのです。
 うれしい時さびしい時、「ナモアミダブツ」とお念仏してみましょう。
 アミダさまは、うれしい時には「私も一緒によろこんでいますよ」と、さびしい時には「心配しないで。あなたのいるところには、いつも私が一緒にいますよ」とおっしゃいます。
 学校で仲間外れにされた時、病気で一人寝ている時にも、アミダさまは私たちに「私がいるよ。一人じゃないよ」と呼び続けてくださっていますよ。
「ナモアミダブツ」が身近になってくれたらうれしいな。

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