少年連盟とは
連盟の沿革
浄土真宗本願寺派の少年教化活動のはじまりは、博多・万行寺で七里恒順(しちりごうじゅん)和上の指導のもと、明治13年(1880)年に始まった 少年会・少女会に見ることができます。
以来、各地の寺院で子どもを対象とした「日曜学校・子ども会」が開設され、時代と共に変化しながら、子どもたちに親鸞聖人の教えに基づいて阿弥陀さまのお救いを伝える活動を進めています。
明治44(1911)年に修行された親鸞聖人650回大遠忌法要前後の時期に、龍谷大学の学生たちによる日曜学校活動が活発になり、宗門でも児童宗教教育の重要性が考えられ、大正4(1915)年に本願寺執行所教学課内に「日曜学校係」が特設され、『本派本願寺仏教日曜学校規定』が公布されました。
その後も少年教化活動に対する熱い思いは宗門の底に流れ続け、親鸞聖人700回大遠忌法要を目前に控えた昭和35(1960)年6月、日曜学校の指導者など願いを共にする仲間が集い、自主的に、相互の研鑽と活動の充実および発展を期するために『浄土真宗本願寺派日曜学校連盟』を結成、その後昭和44(1969)年に『日校連盟』、そして昭和55(1980)年に『少年連盟』とそれぞれ名称を変更しつつ現在に至っています。
連盟の目的
連盟規約では「親鸞聖人の教義に基づいて浄土真宗本願寺派の少年教化のため活動を組織的に進めること」を目的としています。
現在、連盟所属の日曜学校・子ども会の活動支援と、「連盟だより」(年4回発行)の発行、各種研修会の開催など宗門の少年教化活動を推進しています。
連盟の活動
少年教化活動に携わっている本願寺派内の1600有余の所属単位会の活動充実発展と、本願寺派全体の少年教化活動推進を期するため、以下のような活動を行っています。
- 少年教化用教材の研究と製作・頒布
- 指導者の養成とスキルアップのための研修会
- 子どものリーダー育成のための研修会
- 少年教化情報の収集と広報活動
- 各種表彰制度
- 新たな視点での少年教化活動の可能性研究
- その他
また新たな視点として、少年教化活動の枠組みを拡げ、疾風怒濤期といわれる年代で社会的にも重要とされる中学生年代へのアプローチを重要事項と位置付け、教化内容や方法論などについて研究することで可能性を求め、それを提案していく活動も始めています。